看護師の職場は今でもほとんど女子の割合が高いです。
いわゆる女社会。
女社会ではしばしば派閥争いがあります。
・今までの職場で派閥争いに苦しんでた
・新しい職場では派閥に入りたくない
・どうやったら新しい職場で快適に過ごせるか
筆者は副業を合わせると今まで10か所以上の女の職場で働いてきた経験があります。
色々な女社会で揉まれ、悩んでいた時期もありました。
しかし現在は、派閥争いに参加しない自分なりのかわし方を身につけ、ストレスフリーなお仕事ライフを送ることができています。
時代が変わっても、どこへ行っても派閥はなくならないんだなー
私が今まで実践してきた新しい職場での派閥に入らないコツを解説していきます。
最初が肝心
正直なことを言うと派閥争いに限らず、どんな組織でも途中から抜ける方法より始めから入らない方がとても簡単なのです。
なので入職時初期の振る舞いが一番重要になります。
悪口を言わない
悪口を言わないのは基本中の基本だと理解している人も多いでしょう。
悪口を言うとそれに賛同する人が仲間だと思って近づいてきます。
自分には自覚がなくても、それが派閥の入り口になっているのです。
悪口を『自分から』は言わない人は多いかもしれません。
しかし、相手から持ち掛けられた悪口に乗ってしまうのも同じことなんです。
でも、先輩から別の人の悪口を言われた時どうしたらいいの？
その話に同意ととられるような曖昧な返事をしたり、笑ったりしても一緒に悪口を言ったと思われるよ！
先輩であればなおさら、その悪口に対して冷たくあしらうことはできませんよね…。
先輩と自分が１対１で会話の場合
先輩の悪口に対して『そうなんですね…』と傾聴し一言返事をした後、その話が広がらないようにさりげなく話を変えましょう。
変える話題は、その先輩が好きな話題か仕事の話が無難です。
それでもその話をさえぎってまだ悪口を続けるようであれば
『私まだよくわからないんですー』とか
『私あんまり人のこと嫌いになったことないんですー』とか
少しおバカなフリが有効です。
この時のおバカな演技もふざけた感じだと反感を買うので、あくまでも本気で真剣で、本当によくわかっていない天然キャラでいると良いでしょう。
大勢で会話の場合
大勢でいるときに誰かひとりをターゲットにした悪口大会が始まってしまったら、こそっとトイレにでもたつか無言でOKです。
みんなの前で『あなたはどう思う？』とか聞かれたら先ほどの１対１の場合と同じで良いです。
自分をかばってくれるようなフリして悪口を言ってくる場合
例えば、AさんとBさんは別の派閥で仲が悪いです。
Aさんが悪気なくあなたに何かをしてしまったとします。
それを目ざとくみていたBさんは、『ほんとAさんってひどい人よねー』と言ってきます。
そこであなたも『ほんと、びっくりしましたー』なんて言ってしまえば、そこからあなたもBさんの仲間入りです。
そんなときには『いえいえ、私も悪いところがあったから仕方ないんですー』とあくまでも自分が悪いということにしておきましょう。
そうすればあなたがただの良い子なのね、で話が終わります。
本当に愚痴を言いたくなったら
一時の感情でそのまま出た言葉を後悔したことはありませんか？
私はたくさんあります。
本当に理不尽でひどいことをされているのなら、それは声を大にして言うべきです。
しかし、そうでないのなら…一度飲み込んでください。
一時の感情に任せて放った負の言葉は自分自身へ返ってきてしまうからです。
わかってます。難しいです。ストレスも溜まります。
なので、愚痴は本当に信頼している家族や友人、恋人に聞いてもらうようにしましょう。
もちろん、職場でとても仲良くなった人や同期がいれば話をきいてもらうのもいいです。
しかし、入職して初めの１，２か月で急に近づいてきて仲良くなった人は要注意です。
初めは周りが見てもわかるほど仲良くしてたのに、数か月経つとバチバチに争っている人達を何人もみてきました。
職場で仲間を作るのは慎重に行いましょう。
一緒に働いていればそのうちどんな人か自然とみえてきますよ。
あくまでも『職場のみんなが好き』なスタンスで
みなさんに質問です。
仕事に真面目で生意気な態度も取らず、自分のこと慕ってくれてる人をあなたはどう思いますか？
多分、すごく嫌いだと思う人は少ないはずです。
つまり『仕事に真面目で生意気な態度も取らず、みんなに感謝と尊敬を表せる人』を目指せばいいんです。
全部を並べると、そんな完璧な人間ハードル高いわと思うかもしれません…。
でもひとつひとつ分解して考えるとそこまで難しくないんです。
・仕事に真面目になる。
・生意気な態度は取らない。
・何かあれば感謝を伝える
・相手を尊重して謙虚に接する
こうやって分解すると、みなさんがもうすで持ち合わせている部分がたくさんあると思います。
この４つは、どれも本当に大事なことです。
実際は派閥争いなんてめんどくさいし、巻き込まれたくないなーが本音ですよね。
それを表に出してしまうと、派閥には入らなくても済みますが完全孤立して逆に職場に居づらいです。
あくまでも自分は、職場のみんなが平等に好きという良い人ポジションを狙いましょう！
派閥に属する方が楽ならそれでも良い
正直、派閥に属してる方が楽な場合もあります。
派閥に入らない方法を解説してきたのに、急にあきらめちゃったかな？と思われるかもしれません。
性格によっては、色々周りのことを考えるストレスより大人しく派閥に入っちゃった方が楽という人もいます。
また、本当に心から信頼できる先輩がいて、その人についていきたいと思うのであればそれでも良いでしょう。
一番大事なのは『絶対に派閥に入らないこと』ではなく『快適な職場ライフを送ること』ですからね。
派閥に入ることで起こる面倒ごとも確かにあるので、どっちを取るのがあなたにとってストレスが少ないかが大事です。
しかし先ほども言ったように、早い段階ですぐに『この人は信用できる！ついていきたい！』と思うのは非常に危険です。
最初はいい顔して近づいてくるパターンもあるし、関わっていくうちに自分が『この人とはなんか合わない！』と思う可能性も十分にあるからです。
だからといって誰とも仲良くしてはいけないわけではありません。
ポイントは近づきすぎないこと。
始めから頻繁にプライベートで会うのは少し危険です。
自分の中で一線を置いて客観的に見ながら、時間をかけて適度な距離感で関わっていきましょう。
それでも辛い環境なら
色々なことを試してみたけど、やっぱり辛いという場合もあるでしょう。
我慢しすぎることが良いことではありません。
自分を守るためにも『逃げ道』は大事ですからね。
部署移動や転職も方法のひとつです。
自分が働く場所の選択肢がたくさんあることは看護師の強みだと私は思ってます。
みなさんも自分に合う職場が絶対あるはずです！
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